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ノキア―世界最大の携帯電話メーカー

ノキア―世界最大の携帯電話メーカー

スタファン ブルーン

ノキア―世界最大の携帯電話メーカー

定価: ¥ 1,890

販売価格:

人気ランキング: 292269位

おすすめ度:

発売日: 2001-10

発売元: 日経BP社

発送可能時期:


倒産寸前から世界10大企業にまではい上がった、世界最大の携帯電話メーカー、ノキア。人口500万人という、小国フィンランドの無名企業というハンディーキャップを負っていたにもかかわらず、ノキアは、次々に世界の競争相手を打ちのめしてきた。本書は、そんな同社の飛躍の裏に隠れた、実像に迫る企業ノンフィクションである。本文のなかで、ノキアの上昇は、ヨルマ・オリラが社長に就任したときに始まったのだと紹介されている。その要因として、「オリラが社長になったとき、ノキアには11の部門があり、生産していたものはトイレットペーパーから電線、携帯電話と多種多様な製品だった。それらをオリラの指揮のもと、ノキアは他部門すべてを売り払い、携帯電話市場とそのインフラである携帯電話回線網に事業を集中させた」ことを挙げている。これらの記述から、近年、経営書などで脚光を浴びている「事業の選択と集中」を同社がまさに実践することで、急成長していったことがわかる。また、フィンランドの政府がノキアと一体になり、支援したのだという。フィンランドでの同社の位置づけがよくわかる表現として、第1章の最後に、「ノキアは彼らを勝利者に仕立てた。世界の覇者に。サッカーのワールドカップ本大会への出場をいまだ果たせない国にとって、これはかなり喜ばしいことなのだ」という記述がある。本書はビジネス書として、そしてノンフィクションとしても興味深い。(玉木 剛)


ノキアに興味があれば読んで損はない
著者はフィンランド人だが母語はスウェーデン語。

それをフィンランドには疎い訳者が翻訳しているため、

不適切な日本語が多い。スウェーデン(人)の視点で

ノキアを見ているかの記述に疑問も残る。

しかし、ノキアの軌跡を端的に追えるため、同社に興味が

ある人には基礎知識として有意義かも。

しかし8年も前の著作なので、今日的意義はきわめて薄いだろう。

改訂版・増補版を出して欲しいところだが、その場合、

フィンランドの事情に通じた訳者にお願いしたい。

なお、原題のBokem om Nokiaは「ノキアについての本」

というひねりもなんにもないものです。

Nokiaの全貌はよく分かる、が。
冒頭の「一般的なイメージとして、フィンランド人は頭脳が決して優秀ではない」で、ひきました。著者は奥付によると、フィンランド人となっていましたが、原書はスウェーデン語で書かれ、著者名もスウェーデン名らしいです。隣国間の近親憎悪ってどこにでもあるもんだなあ…と、Nokiaとは全然関係のないところで感心してしまいました。

日本より条件の悪いノキアが、なぜ奇跡的急成長を成し遂げたか?
急成長を遂げたノキア社の歴史を振り返る本である。
いち早く成長分野を発見し、会社旧来の伝統分野をバッサリ切り去ってその鉱脈に全勢力を集中する。
書いてしまえば簡単だが、実際にはかなり勇気の要ることだ。万以上の社員をかかえそれらの社員の生活を預かっていると思えば、凡百の経営者であれば、二の足を踏むに違いない。ノキア社はそれをやり遂げた。日本のメーカーにはそれができなかった。なぜか?その答がこの本にある。真のグローバル企業は日本に存在しないことがよく分かる。
現在、類書には本書と、もう一冊オレンジ色の表紙「ノキア?携帯市場のパイオニア」がある。
それぞれ特長があるが、完成度は本書「ノキア?世界最大の携帯電話メーカー」の方がはるかに高い。オレンジ本も面白い試みをしているが、残念ながら消化不良だ。
確かに本書も訳文はいわゆる翻訳調であり、本来の日本語としては首をかしげる人も少なくないと思う。しかし、文学作品ではなく短文なので、むしろ頭に入りやすい。「床」など、初歩的な誤訳もあるが、意味は充分伝わる。
そのような表面的なことより、なぜ日本企業より条件の悪いノキアが奇跡的急成長を遂げたのか、なぜ日本企業にできなかったのか、に興味があれば、全く苦にはならない。
フィンランドの過酷な歴史を思えば、今の繁栄の快挙に素直に拍手を送りながら読んで欲しい本。

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