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グラミンフォンという奇跡 「つながり」から始まるグローバル経済の大転換

グラミンフォンという奇跡 「つながり」から始まるグローバル経済の大転換

ニコラス サリバン

グラミンフォンという奇跡 「つながり」から始まるグローバル経済の大転換

定価: ¥ 1,995

販売価格: ¥ 1,995

人気ランキング: 10676位

おすすめ度:

発売日: 2007-07-12

発売元: 英治出版

発送可能時期: 通常24時間以内に発送



援助をやめて投資しよう
日本はかつてよりODAを通じて、土木工事をはじめとした援助をしてきた。しかし、その多くは余計なもので、一部政府に近いものしかその恩恵が得られず、モノによってはすぐ崩壊する橋を作っては、逆に地元民から恨まれることも少なからずあった。それでも、日本政府は現地からの要請で、現地のためになっていると信じ込んで援助している。

この本では、こういった考え方が間違っている事をはっきりと示している。開発途上国の人間は決してかわいそうな存在ではないし、ましてや遅れているわけではない。我々と違った観点でものを見て、行動しているのに過ぎない。にもかかわらず、我々と同じ尺度で、モノを提供しようとする事は、現地にとってはありがた迷惑である。

むしろ我々は、現地に「施し」をしてやるのではなく、商売を通じて彼らが発展するように行動すべきである。

人と人とのつながりが悪政を浄化する?
 ケータイ<つながること>が世界を変える!ことが実感できる一冊です。これまで情報科学の面で注目されてきた携帯電話の研究が、社会科学の面で注目されるきっかけになりそうです。



 先進国ではITは人を幸せにするか?という問いが叫ばれる昨今、発展途上国ではケータイが貧困脱出・経済発展のきっかけとなっている構図がおもしろいと思いました。



本当の意味の「援助」とは?
昔、エジプトに行った時に現地の子どもに「1ポンドプリーズ」と声を掛けられ

た時、どうすれば良いか分からず、ガン無視してしまった事があった。



それに対する一つの答えが、低額の融資を行ない、貧困脱出の足がかりをつか

ませるグラミン銀行のマイクロローンであり、バングラディシュではインフラ

不足であるが故、手に入りづらかった電話を時間貸し携帯電話という形で身近

なものにし、多くの人々の「一日仕事」を「ほんの数分の労力」に変え、経済的に

自立した女性の時間貸し電話屋を生んだ「グラミンフォン」である。



このモデルは、孟子の言葉を借りれば「魚を与えるのではなく、魚の取り方を

教える」ということそのものであり、破綻寸前の藩の財政を立て直すべく、

養蚕・織物・製陶と新しい産業を興した米沢藩主上杉鷹山や、明治時代に長崎・

外海(そとめ)で技術屋でもあったマルク・マリー・ド・ロ神父があらゆる技術を

地元に伝えた事にも通じるものがあるかと。



また、同じような事を自分に応用させることが出来る。

例えば、自炊やアイロンがけを自分で行なう事が出来るのは素晴らしい事だが、

一方で本来やりたかった事に時間を費やせず、実現させたい事が先延ばしに

なっていた。

それを避けるためには外食をし、シャツをクリーニングに出すことにより、

自分のリソースを自分のために費やす事が出来るようにした。こう考えると、

外食やクリーニングは決して贅沢なものではなく、経済的な選択である事が

分かるだろう。バングラディシュの人にとっても携帯電話は決して贅沢なもの

では無いのだ。


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