子供の携帯電話 トラブル防止

EZwebホームページ制作完全マニュアル

嶋 是一



定価： ￥ 3,045

販売価格： ￥ 3,045

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おすすめ度：

発売日： 2001-08

発売元： アスキー

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「その道の方」向け
3年前の書籍であり、内容が古びていることは否めません。au の端末は現在までに i-mode コンテンツにほぼ対応し、また共通規格である XHTML MP 対応端末がかなりのシェアを占めるまでに至っています。つまり EZweb だけに対応した端末が占めるシェアは、もはや非常に低くなっているのです。
携帯電話向け WWW は、以前のようなキャリア毎に小さく切り分けられた世界ではなくなりつつあります。したがって現在、趣味のレベルでは（ゲームなどのリッチアプリケーションを提供したい場合を除いて） EZweb 専用コンテンツを用意する意義はほとんどありません。XHTML MP か C-HTML を勉強すれば十分なのです。
ですから本書は、各端末に最高のパフォーマンスを提供しなければならない「その道の方」だけが読むべき本だと思います。幅広い内容を扱っているだけに「完全」かどうかは怪しい点もありますが、EZweb に特化した解説書として特異な地位を占める一冊です。

HDML書くなら必携の本
EZweb向けサービスを提供する場合、避けて通れないのがHDMLと言うモバイル向け記述言語です。そのHDMLについて詳細に記した本がこれです。
iモード向け（C-HTML）専用や、C-HTMLと一緒に簡単に説明している本ならたくさんありますが、この本は他のC-HTML併記本と違い、HDMLでホームページを書くことを前提にして作成されています。そのため、内容が非常に細かくなっており、HDMLの基本構造（DECK/CARD構造等）やCGIとの連携、ツールの紹介など、HDMLを書く上で必須の項目をほぼ網羅していると言えます。EZチャイムなど、他の本ではあまり詳細に記されていないものまであるので、HDMLを使う人であれば必携だと思います。
ただ、EZwebと銘打ってはいるものの、AUの新しい端末（XHTML機）については記述がないので、これについては別の本を探す必要があります。

HDMLなら必携の本
数少ないHDML関連の書物で、ここまで詳しく解説してくれている書籍はおそらくこれだけだと思います。
HDMLページの作成の仕方からCGIとの連携まで、幅広く網羅していて参考になりました。他の本がC-HTMLメインでHDMLが補足的に語られることが多い事に対して、こちらは純粋にHDMLだけを取り上げていますから、既にiモード用のページを持っていて、これからHDML対応しようとする人にはうってつけの本です。
ただし、C-HTMLとHDMLの対比や、リファレンス的に利用しようとするのにはちょっと物足りない感はあります。